近年、クレジットカードの悪用例とされていることに、「クレジットカード・ショッピング枠の現金化」があります。
クレジットカードの現金化はクレジットカードの利用規約上では禁止行為とされています。
仮に、現金化が判明すると未払い額の一括返済や、利用停止などのペナルティを科されることがあります。

クレジットカード・ショッピング枠の現金化手順

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードに備わっている「ショッピング枠」を現金に換えることです。
現金化のシステムとしては、クレジットカードで商品や金券などを購入し、それを即時に売却することによって売却代金を受け取ります。
そのことによって、ショッピング枠を現金に交換できます。

ちなみに、クレジットカードのショッピング枠は「割賦販売法」の管轄になっているため、「貸金業法」で管理されているキャッシングの未払い残額に関わらず、利用が可能です。

クレジットカードの現金化がバレる主な要因

クレジットカード会社はクレジットカードの利用に対して主に以下の2点を常時チェックしています。
1)購買行動の分析
利用者の購入履歴や購入地域などのデータがコンピュータに蓄積されており、クレジットカードの利用における購買行動が分析されています。
2)異常の判別
過去のデータから逸脱した利用があると、コンピュータが自動的に異常と認識し、アウトプットされます。

例えば、東京都内でのみ使用されていたのに栃木県で使用された、または従来数千円の買い物しかしなかったのに、数十万円が使われた、などがあるとコンピュータが瞬時に反応します。
こうした行為がクレジットカードの現金化と疑われます。

まとめ:クレジットカード現金化の現状の位置づけ

クレジットカードの現金化は法律上ではグレーゾーンになっており(横領や詐欺との兼ね合い)、即時に法律違反を問われることはありません。
ただし、クレジットカードの利用規約に反する行為であることは事実であり、『法律違反にならないから大丈夫』と思わない方が賢明です。

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